僕らは天使の夢を見る。
それは、リアルな幻想だったのか。
あるいは、現実のファンタジーだったのか。
いや、そのどちらでも無い。
皮膚が、鼓膜が、五感の全てがはっきりと記憶している。
あの日、確かに天使は存在した。
同じ空間に。
皆さんこんばんは。
元「４階痛み売り場フロアマネージャー」。現「perfumeを応援する市民の会新潟支部代表」 ことシンジです。
先日の２日間に渡る戦闘。普段の倍、いやフロアの３分の２がホットゾーンと化した激しい戦いでした。
今回の東京遠征は私にとりまして特別なものでした。
思い返せばperfumeを知ったのが昨年１１月末。その時点で年末ライヴの観覧券は売り切れ。
１２月の当日会場まで行くも、まだperfumeの何たるかを把握してなかった私は、何と当日券の抽選が始まる前から「どうせ当たる訳が無い」と放棄してしまったのです。まだ新潟支部も設立されてない黎明期故のエピソードであり、現在だったら支部を懲戒解雇、または１年間のイヴェント参加禁止という厳罰に処せられていたでしょう。
明けて１月のライヴは前回の反省を踏まえ、万難排して突撃する所存でしたが、スケジュールとして充分に出撃可能であったにも拘らず家業の後始末を押し付けられ（←留守番）、またしても参戦ならず。その後の表参道戦に於いてビスコデビューを果たしたものの、２度に渡りライヴ参戦を逃した悔しさ、何よりワンマンを逃したやる瀬無さが拭えないままでした。
表参道戦の後独りで歌舞伎町をふらつき、３軒目の韓国料理店において現在のperfumeアカデミーの構想が急遽まとまったのです。
アカデミーでの訓練で心身を鍛え、ライヴに対応出来る体力を付けよう、と。その日から７月２日までの時点で５キロの減量に成功。今回のライヴではその効果が遺憾無く発揮されました。
全ては、この２日間のワンマンライヴの為だったのです。
訓練の結果だけでなく、吉報が立て続けに届きました。
まず、「チョコレイトディスコ」remix盤の当選。投函した葉書が１枚だったというのに。
そして、東京への出撃準備に余念が無い７月２日の夕方、支部の顧問であるid:kan1arinoさんから電話連絡が。
曰く、私がデザインしたＴシャツをあーちゃんがブログ中で着ている、と・・・・・・・。
夢じゃない・・・・・・・・・・・目の錯覚でもない。
５．１５新宿戦の終了時、「御三方へ」ともっさんに託したあのＴシャツ・・・・・。
あっという間にＰＣのモニター画面が涙で霞み、やがて見えなくなりました。
その後当然の如く酒場で一人祝賀会。
全然気付いてませんでしたが、かなり顔がニヤけてた様です。
バーのマスターの「何か嬉しそうだね、彼女でも出来た？」との問いに、
「いいえ、その何倍も嬉しい事ですよ」と答えました。
７．０５当日、実は人生初の代官山へ。
ヤフオクで入手した１８番の観覧券（高かった）を握り締め、会場地下へと突入。途中こんな声が聞こえました。
「（長い階段を下りながら）これってある意味地下アイドルだよな」と。 コラーッ!!
フロアに到着すると、既に舞台前はperfumeギャング幹部によって占められており、「ぅお、やるな・・・」と思いつつ私は左側スピーカーの前ながらも最前列の位置を確保。待つその間流れてるテクノサウンドがモロに好みだったので待ち時間は長く感じず、寧ろ「もっと聴いていたい」と思う程でした。
西脇さんが着用してくれたのと同タイプＴシャツを着ていたせいか、周囲の数人が私を指差して何やらヒソヒソ話してます。
恐らくその人達もブログをチェックしたんでしょうか。ちょっと優越感。
登場直後、西脇さん早くも泣き出しそうな表情。
ポジションが左に移った時に僕のＴシャツを見て「・・・あ！」という表情をしたのが判りました。
毎度の事ですが、レヴューは覚えてません。記憶する自体無理です。あんな最前列にいたんですし。
もうホント視線命中しまくりで・・・・・あああ。
んがしかし結局２日間で大本さんのみ、視線はおろか50口径you!you!爆裂弾さえもこちらに着弾する事はありませんでした。
恥ずかしがらんでもエエやんか。
ま、西脇さんや樫野さんがそれぞれ接近戦用のショットガン、サブマシンガンだとすれば、大本さんは遠距離用の狙撃銃ってところでしょうか（←何その例え）。
白眉はソロパート！
先鋒の樫野さん、殺傷力抜群の浴衣姿で登場。一瞬背中に羽根が見えた様な気がしました。
選曲が「はじめてのチュウ」って。さすが分かってらっしゃる。
あとトミーフェブラリーのナンバーは良かったなー。ＣＤ持ってますし。
西脇さん・・・・・桃色の浴衣で登場。
そして選曲はセーラームーンの主題歌ってアンタ・・・・・。
凛とした表情で歌う姿はハマリ過ぎです。コーフンして口の中がアドレナリンの味がしましたよ。
大本さんが平井堅ナンバーで攻めるとは想定外でした。
ソロコーナーは各々「コレ歌いたいっ」と嬉しそうに選んでたんだろうなぁ（しみじみ）。
ここからやや割愛して、例のポリポリポリポリポリリズム（←クドい）。
９月にリリースされる決定稿は今回公開されたヴァージョンよりも長くなるんではないでしょうか。
これは期待させられます。フロア対応可能なサウンドがクリエイターマインドを刺激しますね。
wonder2が終わって会場が明るくなった時、私は暫しその場に呆然となりました。
「夢じゃない、現実なんだ・・・。天使が舞い降りたんだ」膝が小刻みに震えていました。
事実上初のワンマンライヴ、第１日目の戦闘はこうして熱狂と興奮の内に終了したのです。
フラフラと心許無い足取りのまま地上へ。膝だけで無く手の震えも止まらず、アンケート用紙に書き込んだのはまるで３歳児もかくやといわんばかりの乱れた字でした。
アンケートを書く場所に、明らかにperfumeのワードローブを意識したと思しき女の子達が居ました。
興奮でアタマがボンヤリしていたので、さっきのステージ上にperfume、ここにも（コスプレだけど）perfume・・・・と、目眩いにも似た感覚が身体を支配していました。もしperfumeギャングの集いに参加しなかったら、間違い無くそのコたちを飲みに誘ってたでしょう（コラ）。
あー、そのうち一人はなかなかカワイイ人だったんでメルアド交換しときゃよかった（←エエ加減にせぇ）。
その後、総勢１７名の酒宴。喉を通り抜けるビールの旨さと言ったらもう・・・。
id:ooltさんや、その他初対面の方と色んな話に花を咲かせました。
今回持参した新デザインのＴシャツを皆さんに配布。大変御好評頂きました。
新潟支部の広報活動の一環という事で無償提供のつもりだったのですが、数人の方から「お布施」として幾らか頂戴致しました。
この場を借りて厚く御礼申し上げます。
今夜は遅いので、２日目の報告はかいつまんだ形で後日に。
それから、皆さん今後は周囲に女の子がいたら過剰なシェイク＆モッシュは止めましょうね。
結構大変だったみたいだし。
女性に優しいperfumeファンでいましょう。
