或いは「真実」という名の天使。

理屈で言い訳を準備したようなアイドルは願い下げだ。
流行で厚化粧したようなアイドルも、ちょっと違う。
初めて恋に打たれたような気持ちで世界を見るみたいな、
そんな存在が今、心から欲しいと思う。
行き詰まりは、純粋さだけが打ち破れる。
そう、僕らはperfumeが好きだ。

みなさんこんばんは。
『Ray』や『cancan』『JJ』に出てくる様な女子が堪らなく怖いと感じる、新潟支部長のシンジです。




先日恵比寿リキッドルームにて開催されたperfume独演会『SEVENTH HEAVEN イイ気分』に参加された皆様、大変お疲れ様でした。観覧券の瞬殺ソールドアウト、学校や仕事等万障繰り合わせて東京恵比寿の地に駆けつけたオーディエンスだけあって、会場は雨季の東南アジアの如き熱気と湿度に包まれていました。
今回私は勤めの関係で京都から参加する形となりました。当日の午前7時に高速バスで一路名古屋へ。そこから東京行きの車輌に乗り換え、通算8時間をかけての移動となりました。バスが首都高速に差し掛かった時に渋滞に捕まり心配させられましたが、何とか東京駅に到着。連絡を受け待機していたブログ『MY WORDS』の管理人兼ハウスミュージック原理主義者oxoxoo(キスハグ)さんと合流。
会場では、今回の観覧券を別ルートにて確保して頂いた『えちぜん』さんが先に待機。783番の券(!)でした。普段は前方に展開しているperfumeギャング構成員のみなさんに聞いてみると、皆600番台や700番台後半が殆んど。観覧券争奪戦の過酷さが伺えるというものです。
ようやく会場入りとなり、フロアに広がる光景に絶句。んもぅ人、人、人・・・・・。開演前には可能な限り前方へ進撃しようと考えていましたが、独演会最終日であり、会場の広範囲が「ホットゾーン」となるであろうと予想し早々に断念、フロアに下りる階段の前に拠点を確保しタイガーを決め込む事としました。しかし後に私と同等、若しくは後方の番号でありながら前方、それも関係者席前の確保に成功した人がいた事が判明。実際ライヴ中に後方から見ていても、予想した程にホットゾーンの範囲が広くなく、自分の判断ミスを悔やみました。
セットリストは皆さんご存知の事と思いますので割愛します。何より言及せねばならないのは今回大いに話題となった『perfumeの掟』です。先に名古屋会場での演目を観た方の報告でダンスを主体としたエクスペリメンタルなパフォーマンスが行われたというのは既に知っていましたが、それが始まった刹那言葉が出ませんでした。黒のワードローブに身を包み、マネキンの前でブレイクビーツに合わせてのダンス。何という構成主義。それはいつもの中田ヤスタカ的フォーマットではなく、クラブカルチャーとperfumeのキャラクターがまるでポッドで転送されて遺伝子レベルで融合したかの様な完成度。その場全ての人間のハアトを掌握した光景を前に私の瞳孔はフルオープンになり、口の中がアドレナリンの味がしてきました。
パフォーマンスが終わると、私の前に居た女性4人が「面白いよね」「これなら(perfumeを)知らない人でも楽しめるよね」「カワイイしね」「イイよねー」等々語り合っています。確かにこれはperfumeファンの門戸を広げたと言っても過言では無いでしょう。もしあのパフォーマンスを目の当たりにして何も感じないならそれは魂が不感症になっている証拠。直ちに病院に行け。
あと言及しておきたいのが、前半部の『コンピュータードライヴィング』の際にバックスクリーンに投影されていたCG。舞台上の3人よりもそのグラフィックの方を観ていました。間違いなく82年のディズニー映画『トロン』にインスパイアされたものと容易に想像出来ます。

トロン [DVD]

トロン [DVD]

↑今観ても色褪せてない事に驚き。


興奮のうちにライヴは終了。事前にperfumeギャング幹部のid:kan1arinoさん達が主体となって、店を1軒借りて集いの準備をしてくれました。
以前から一度お会いしたいと思っていたid:meeeresさんと感動の対面。 きゃー。
『シティ』をモチーフにしたイラストをウォールペーパーに加工して頂きましたね。改めて厚く御礼申し上げます。
ジャンケンでのレアグッズ抽選会が行われ大盛り上がり。しかしただの一つもゲットならず。そんな中、前回7月のperfume独演会の際に初顔合わせした、名古屋から参戦してきた「はるちゃん」、なんとグッズを2つ確保していました。しかも内ひとつは西脇さんグッズ。がー!!羨まし過ぎるぞホンマ。



その後合流したid:usayama_inuzouさんと渋谷駅に移動。互いにperfumeの魅力を淡々と、且つ熱く語り、固い握手を交わして始発に乗り込みました。
帰りの新幹線の中では死んだ様に眠り、パッと目が覚めるのが10分遅かったら乗り過ごしていたでしょう。
今後、始発で帰還するのはもうしません。







追記。
西脇さん、独演会のリハーサル時に私が贈呈したTシャツを着て頂いてたそうですね。有難う御座います。
近日中にコシヒカリの新米をお送り致します。