奇跡を信じて。

前回までのあらすじ。
perfume公演に参戦すべく渋谷の地に降り立った新潟支部長シンジ。
開演した刹那、激しい人波に巻きこまれるも天使を目の当たりにした感動に打ち震える。
そして彼が見たものとは・・・・・・・。

オープニング3曲まで凄まじい押し合いへし合いでした。人波に押され、自分のすぐ右側にあったウレタンを巻いたバーに体を挟まれる様な格好になり一瞬舞台に背中を向ける形となりました。イテテ。前回11月の独演会で私は後方から観覧していましたが、遠くで見る限り押し合いの規模は比較的軽微なように感じましたが、実際その中に飛び込むのとではまるで違う事に気付かなかったとは、まだまだ経験が浅いです。
MCを挟み新曲『BcL』『TSPS』と続き、『マカロニ』が初公開。しっとりした曲調に艶かしささえ感じさせる振り付けを見てシビレない者は去勢されてる筈。この瞬間、perfumeは女神となったのです。
『イミテーションワールド』『パーフェクトスター・パーフェクトスタイル』(略してパスタ)、そしてチョコレイトディスコの時は一際大きな歓声。perfumeを特集したTVでも語られていましたが、その場はアイドルのライヴと言うよりもクラブのパーティーといった様相を呈しています。自分の位置から左の方には外国人の姿もあり、『音楽を楽しむ』という気持ちで参加するファンが多い点も他の追随を許さないものがあります。
そこから翌13日に発売されるperfumeナンバーのアーカイブとも言うべき『プリマボックス』発売を記念してのメドレー。しかしそのメドレーの中に『リニアモーターガール』が入っていたのが大変気になります。西脇さんをして「やりばのない曲」という発言。ええー、つまり整理縮小の候補って事? って事は今後『近未来テクノポップユニット』というコピーも徐々に使用されなくなるという事なのでしょうか・・・・。ヴィデオクリップを観て、衣装、歌詞、世界観、トータルバランスにおいて最も『近未来テクノポップ』を具現化した作品であり、何より3人のメジャーデヴューを飾った記念すべき曲であると思うのです。しかし、もっとも忌憚の無い言い方をすればこの曲は3人にとっての「困惑」と「模索」が詰まった曲と言えなくもないでしょう。インタビューの中で「黒い衣装を渡されて正直驚いた」といった主旨の発言をしていた事でもそれは明らかです。話題が逸れましたので、この件に関しての言及はいづれ別の機会に。





すいません、召集が掛かりましたのでまた後で書きます。







ここから追加。
やっと葬式が終わりました。早く書きたかったよホンマに。



で、そのメドレーの後は『ポリリズム』ここでいつものラジオエディットバージョンでなくフルバージョンが!場内に凄まじい歓声が響き渡ります。マカロニに加え、このループ付きを見られたというだけでもお釣りが来るというもの。ああ、10代の頃にこうした感動を味わっていたならもっと早く身の回りを取り巻くセカイと和解出来ていた筈。
衣装チェンジして現われた姿にまた悶絶。特に樫野さんの衣装が白眉。本人は「違う」と言ってましたが、もろピーターパンを意識したかの様ないでたち。その衣装について話してた際に、腕を挙げて親指を立てるサインと指で輪っかを作るサインを交互に繰り返してプチレス頂きました。
4月に発表される新アルバムの製作模様についても言及していました。中田ヤスタカ氏の声マネは見ていて微笑ましかったです。アルバムについて「捨て曲無し」「相当バキバキですよ」と西脇さん。今現在プロデュースされるアーティストの中で最も中田ヤスタカDNAを多く注入されてるperfumeだけに期待も高まります。capsuleを彷彿とさせるメロディー構成なのでしょうか。だったら『sugerless girl』っぽいのがいいなぁ。
そしてアンコール。曲間のMCの時、西脇さんの瞳から出てきたのは頬を伝う涙でした。昨年11月の独演会では大勢の観衆を前に出だしから涙で一杯でしたが、今回は涙は無し。慣れたんだなぁと思っていましたが『カウンターアトラクション』の途中でちょっとウルウルな表情。で、『wonder2』歌唱後にやっぱり「ナミダ」。やはり西脇さんはこうでなきゃ。
今回私は余剰になった観覧券を譲ってもらい、それを友人に譲渡した事は既にお話ししましたが、その友人によると彼はアンコールが始まる前に会場からロビーへと一旦出たのだそうです。ロビーでは会場内の模様がモニターで写されていたそうですが、涙を浮かべながら観客や興行関係者への感謝の想いを語る西脇さんの映像を見ていたAXのスタッフが「まーた泣いとるでオイ」「んもぅ毎回恒例やで」と半ば呆れた様な表情だったそうです。私がこのスタッフと交友関係を築くのはほぼ不可能でしょう。てかあんた等、オイラが軍隊の上官だったらヘルメット、銃器、戦闘服、ブーツの完全装備で30キロ走らせっぞコラ。人の涙を笑うなや。(すいません、ちょっと熱くなりました)
ニューアルバム『GAME』の発表を記念しての地方興行が開催される事がperfume本人から語られ、今回遂に新潟での初開催が決定しました。新潟支部としてこれまでに微力ながらperfumeへのロビー活動を行い、それが実を結んだものと自負しています。舞台上から大本さんが興行日程を読み上げる際に、「新潟」という言葉が出た瞬間「ょおーし!!!」と一人絶叫し、舞台上の3人がやや「!(ビクッ)」としてました。取り乱してどうも失礼しました。
すべての演目が終わり、会場が明るくなった時にperfumeのコピーユニット『perfume隊』の美甘子さんを発見!
http://ameblo.jp/mikako426/archive3-200802.html←2月13日付の日記参照
こちらを読んで頂けると分かりますが、件のperfume隊は先日解散となったそうです。美甘子さんと少しお話ししたのですが、本人から直接解散の事実を聞かされた時は軽い眩暈を覚えました。そして「新しいメンバーを迎えて継続していきたい」との事。第2期体制始動の際には万難排して参加したいです。あー、美甘子さんのサイン貰っておけばよかった。
会場外では『王様のブランチ』のインタヴュー収録が行われていました。傍まで行って写してもらおうかと思いましたが、地元新潟、ひいては田舎で新潟支部長という身分が明らかになると本業の活動に少なからず影響が出る事が予想される為に断念しました。イタイ人と思われてもいいから熱く語りたかったです。


                        
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旧態然としたアイドルの概念を粉砕するかの様なステージパフォーマンス。まるで「アイドルとは?」という問いに対する新しい定義の如きこのパフォーマンスの前では、ディズニーランドのアトラクションなど私には甘っちょろい絵空事に写ります。perfumeファン、とりわけここ1〜2ヶ月の間にファンとなった人達に声を大にして言いたい!断っておきますが、perfumeとは一部のアイドルマニアがすぐに『萌え』等と言うヤワで不穏なキーワードを並べ立てるべタな存在とは断じて違う!perfumeとはあらゆる魅力をフルチャージしたサービスコアな存在であり、今後観る者の人生に深く関わる座標軸の様な存在となるでしょう。特にMC時における西脇さんの発言はアイドルのトークを超え、もはや処世訓の域に達している事からしてもそれは明らかです。人は誰しも『清純』だった。けれど大抵の人はあの青い感覚を忘れてしまった・・・・・。もしあなたが幼い頃の、初めて一人で自転車に乗れた時のあの感覚。世界が何処までも広がる様な感覚を思い出したいのならば、夫となり父親となり、歳を重ねてもいまだ精神に思春期的混迷を宿し持て余しているのなら、perfumeは今後一層注目せねばならない存在なのであると太鼓判を押しておきます。
この期に及んでも3人のルックスだけにしか見所を見出せない人が近くにいたら絶交すべき。もしライブ後などに「広島弁だか何だか知らねぇけどウぜぇアイドルだな」等と思う奴がいたらもういい!とっとと家に帰って安酒あおって寝ろ!!












追記。
id:yukky2001さん、『BcL』のポスター、確かに受領しました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。