荷物は軽い、気分は重い。

皆さんこんにちは。
先日初めて「つけ麺」というものを食べた、Perfumeを応援する市民の会新潟支部長のシンジです。








本日、当支部に来月開催のPerfume特別興行代々木大会の観覧券を届ける車輌が、周辺を武装した要員が配置される物々しい警備の中到着しました。






覚悟はしていました。もはや手を伸ばしても届かない存在という事も自覚していました。
ですが、もしかしたら一縷の望みが残されているかもしれない、という根拠の無い希望的観測があった事も事実です。
「また」と言うか「やっぱり」と言うか、観覧券には『2階』という唾棄すべき文字が。
今回も日本野鳥の会の如く、双眼鏡を使用しての観覧となるのは避けられない情勢です。しかも会場の規模から、前回の武道館2階席から見る舞台の距離よりも更に遠方となる事も確実です。



↑武道館興行時、自分のポジションから撮影。





支部で情報収集したところ、とあるサイトに会場の座席表が掲載されていました。






しかし、この平面図では立体的な距離の感覚が掴みづらいです。
そこでそのサイトに大変分かり易いイメージがありました。





絶句・・・・・・・・・・・・。  
あの日「遠過ぎる」と感じた武道館2階など物の数に入りません。
先日の武道館興行DVDにおいて西脇さんからTシャツを着用してもらった、背中に翼が生えたかの様な高揚感から物凄い脱力感、急上昇から一気に急降下のこれほど凄まじい落差など滅多に遭遇するものでは無いと思います。以前から繰り返し主張していますが、正規の後援会員でありながら観覧券が入手不可能な現状も大いに問題ですが、『実戦部隊』たる会員と『非戦闘員』たる一般の観客の、観覧券の配布の処遇が同じというのも到底納得など出来ません。2階はもとより1階、そしてアリーナ席にも非戦闘員が配置されているのであれば、一体何の為の後援会なのでしょうか。
今年2月の後援会加入更新時、この現状への抗議若しくは他の現場への移行という事でしょう、相当数が脱退したという情報が新潟支部に伝えられていますが、それもさもありなんと言ったところです。


正式には「国立代々木競技場 第一体育館」。ここはなぜかライブ会場が集まる一角であり、その中でも最大の規模を誇る。アリーナツアーとなれば、東京の会場はたいていここである。
ここの特徴といえば、なんと言っても音の悪さ。そもそもコンサート会場でないのだから仕方ないのだろうが、都内でも一、二を争うほどだと思われる。また、もうひとつの特徴は、音が外に丸聞こえだということである。チケットがなくても、入り口までいけばしっかり聞こえるので、参加した気分になれる。さらに、会場の外ではなにをしていても文句を言われる筋合いはないので、堂々と録音し放題 な会場でもある。しかも、外の方が音がこもって聞こえるので、中よりある意味聴きやすいかもしれない。
そして、初めてここでライブを観る人がたぶん陥りがちなトラップだと思うのだが、 スタンドはAブロックが一番後ろという席配置である。チケットを取った時の喜びが、会場に行って絶望に変わる。実に残酷な会場である。しかも、前方はどこまで解放するかわからないため、何ブロックが一番良い席か分からないなど、なかなか客泣かせな会場である。

これは件のサイトにあった、代々木競技場体育館の総評です。
(ちなみに上記の『座席配列』ですが、現在はAブロック側が舞台前方に変更されたそうです)
『ディスコ!ディスコ!ディスコ!』と銘打たれた今回の興行ですが、ディスコだというのに音響が悪いというのは看過出来ません。「外の方が音がこもって聞こえるので、中よりある意味聴きやすいかもしれない」とは何事でしょうか。全くもって頭を抱えそうです。加えて会場はるか後方・・・・舞台上の御三方はまるでマッチ棒の先端部くらいの大きさにしか見えないのは明白です。
前回は興行終了後、同好人有志によるアフターパーティーへの構成員としての参加がありましたが、今回は終了後直ちに新宿から離脱せねばならず、比較しても明らかに今回の遠征の費用対効果は決して高くありません。
この事態を受け、既に当日夜の帰還用バスの手配も完了しているにもかかわらず、「全計画中止」「会場周辺の希望者に譲渡」「支部として参加は義務」「東京遠征断行」という意見が入り混じるなど、新潟支部内では意見が二つに分かれています。
もっとも今回は、前回の武道館興行に同行したMさんと再び観覧する事になってますので(彼女は後援会に加入していない)参加の公算は大ですが、この代々木大会が今後の支部運営を決定づける試金石となるのは間違い無いでしょう。








追記。
「場所が何処であれ、行けるだけマシ」という指摘も当然承知しています。それを甘んじて受けた上で今後多方面で調査を行い、仮に運営側の方針が「会員への優先事項はあくまで『券』のみであり、『席の場所』は関知するところでは無い」というものであったなら、新潟支部Perfume興行への遠征を管轄する部門の整理縮小や、支部全体の年間予算カットも検討せねばなりません。



追記その2。
折角のSaturday Nightだというのに落胆しきりなので、景気付けに009 Sound Systemの『Holy ghost』をお聴き下さい。